藤沢工科高校で11月7日、県が進める「高校における未病学習推進事業」の一環として、リハビリなどにロボットを活用する技術を紹介する出前授業が実施され、2年生40人が体験した。県内高校で特別授業が行われるのは初めて。
県民の健康長寿促進を目指す県は、今年度から特に若者に、健康と病気の間の状態を示す「未病」の改善に関心を高めてもらおうと同事業を開始。今回の出前授業は、県が同校での開催を打診して実現した。
講師を務めたのは、横浜国立大学大学院の加藤龍准教授。四肢が不自由な人のリハビリなどで活用される最新ロボットを動画で紹介したほか、手の筋肉を動かす際の電気信号を読み取り、人の手と同じ動きをする「筋電義手」の実演を披露した。
授業に参加した生徒たちは、腕に電極をつなぎ、筋電義手の操作を体験。「将来、自分や家族が腕を失くしても、こうした義手がとても役に立ちそう。ロボット工学にさらに興味が湧いた」と話していた。
県は今後、県内のさまざまな学校で出前授業を実施していきたいとしている。
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