藤沢市に縁のあるアズビル山武財団が11日、藤沢市が4月から始めた返済不要の「給付型奨学金制度」へ、100万円を寄付した。
この財団は、制御機器のメーカー「アズビル」=本社・東京都千代田区=が、創業110周年を記念して、将来を担う若者を支援することを目的に設立したもの。同社の研究開発拠点が市内川名にあることから、給付金制度を知り寄付を行った。
同日、市役所で寄付金贈呈式が開かれ、同財団の小野木聖二理事長が鈴木恒夫市長に寄付を手渡した。同財団は、2021年までの5年間、継続的に寄付することを約束した。
鈴木市長は「とてもありがたいこと。藤沢の子どもたちの将来のために役立てたい」と話した。
給付型奨学金制度は、経済的理由で大学進学をあきらめる子どもが対象となる。市は「教育応援基金」を設立し、今回の寄付をきっかけに、個人や企業への寄付を呼びかけていくという。
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