神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2017年11月17日 エリアトップへ

藤沢のソウルフード 古久家が創業70周年 「地元で100年愛される店へ」

経済

公開:2017年11月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
ラーメンを手にする小林社長
ラーメンを手にする小林社長

 中華料理店「古久家」(小林剛輔代表取締役社長)が創業70周年を迎えた。現在は藤沢市内を中心に姉妹店を含む11店舗を展開。年間90万人もの来客数を誇り、幅広い世代に愛されるその味はまさに「藤沢のソウルフード」だ。

 同店の起源は1947年、剛輔社長の祖父、故・三郎氏が創業。三郎氏の妻の実家が穀物問屋を営んでおり、戦後間もない当時では貴重だった砂糖が手に入ったことから、長後駅前で和菓子屋「古久家」を開店させた。「安くて美味しい」とたちまち人気店となり、藤沢駅近くにも出店。経営者として常に先の時代を見据えていた三郎氏は和菓子のほかに寿司やラーメンなども提供してきた。そうした中で日本人の食生活の変化を予感し、「美味しくて安く、手軽に食べられるもの」として始めた現在の中華料理店に経営を絞った。

 三郎氏から社長を引き継いだ娘の春代氏は売り上げを堅調に保ち、店舗数も徐々に増やしていった。

 2000年代に入るころには全国的なラーメンブームに伴い、市内にも1杯千円を超える店舗が台頭してきた。だが春代氏は「どなたにでもお腹いっぱい美味しく食べていただけるものを」という信念から質を落とすことなく、学生でも通いやすい価格を保ってきた。

 「古久家は私の人生そのもの。親子3代で通って下さるお客様をはじめ、従業員や税理士といった関係者など、良い出会いに支えられたからこそ今がある」と春代氏。剛輔社長は「これからも飽きずに店を支え、叱ってくださるお客様に誠実にお応えし、100年以上続けられる企業になれるよう従業員みんなで力を合わせていきたい」と話した。

 各店舗では感謝の気持ちを込め、2018年5月まで70周年記念感謝祭を開いており、期間ごとに内容の異なるキャンペーンを展開している。

藤沢版のトップニュース最新6

各市街地で軒並み上昇

市内公示地価

各市街地で軒並み上昇

住みやすさとブランド影響

4月12日

湘南がプレーオフ進出

プロバスケB3リーグ

湘南がプレーオフ進出

決め手は得失点差「1」

4月12日

笑顔の繰り手 活動に幕

笑顔の繰り手 活動に幕

人形劇サークル「あひるの子」

4月5日

タッチで移動円滑に

江の島エスカー

タッチで移動円滑に

混雑解消へキャッシュレス化

4月5日

海洋交通の拠点に

湘南港

海洋交通の拠点に

「江の島桟橋」が完成

3月29日

本が大好き「私の居場所」

本が大好き「私の居場所」

不登校支援へ地域連携

3月29日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook