藤沢市は、市社会福祉協議会(加藤正美会長)と(一財)アズビル山武財団(小野木聖二理事長)と連携を組み、ひとり親家庭の子どもの就学を支援する「あすなろフレンドシップ就学支援制度」を来年2月から開始する。
この制度は、市内在住の経済的に支援を必要とするひとり親家庭へ返済不要で、使途を問わない就学支援金を支給するもの。対象は、中学校への進学を控えた小学6年生、高校(専門学校)への進学か就職を控えた中学3年生。児童扶養手当の全額支給を受けていること、生活保護受給世帯ではないことが条件となる。対象家庭には、中学入学時に3万円、中学卒業時に5万円が支給される。
市によると市内には、児童扶養手当を受けている子どもが約200人いると推定されており、同制度の対象者も同等の人数がいると見込まれている。今月1日から申し込みが開始され、17日時点では約40人から申請を受け付けたという。
市と社協、財団法人が連携
同制度は、市が支給対象者の確認や広報活動を行い、市協議会が申し込み受付、相談など窓口業務を、同財団が支援金を支給という役割分担を行い、運用していく。
同財団は藤沢市川名に研究施設を持つ測量機器メーカーのアズビル株式会社が昨年110周年を迎えたことを記念して創設された。地域の青少年の健全育成を目的に支援を行っている。
同社の西田進さんは「3年間運用し、改善できることを見つけてよりよい制度にしていきたい。今後は、支給額の増額など手厚い支援が出来るようにしたい」と話している。
申し込み・問い合わせは、市社会福祉協議会(鵠沼東1の1玉半ビル3階)地域支援担当「ふじさわボランティアセンター」【電話】0466・26・9863または、【FAX】0466・26・6978へ。受付時間は、月〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日を除く)。申し込みは12月28日(木)まで。
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