子どもが集う「てらハウス」始動
「鎌倉てらこや」の拠点が4月18日(土)に大船に開設






2009年4月17日号
子どもや若者、大人がともに育つ育成プロジェクト・鎌倉てらこやの拠点「てらハウス」が、市内大船に4月18日(土)、オープンする。それに先立ち12日には開設記念イベントが行われ、子どもや保護者ら約30人が参加した。今後は毎週土曜日に開き、大学生スタッフによる「学習クラブ」や「遊び」、子どもの発想による「創発事業」に取り組む。4月から職員として鎌倉に常駐する上江洲(うえず)慎さん(26)は「まずは軌道にのせたい」と意気込みを語った。
今までのてらこや事業は、「朗読」や「陶芸教室」「建長寺合宿」など、場所を変えて行われる一過性のイベントが中心だった。常設の活動場所はなく、以前から拠点整備を望む声があったという。そこで今回の「てらハウス」開設により、活動日以外にも足を運べて「日常性」を持たせることができるという。また、既存のイベントは、大人や学生スタッフが考えた企画に、子どもや保護者が参加するものだったが、同施設開設により、子どもたちの日常生活の中から出てくる子ども「発」の事業を形にしようという目的もある。
物件は昨年3月頃、てらこや事業を支援する地域のスタッフから大船の商業ビル一室の提供があったという。そして10月に以前からスタッフとして関わってきた上江洲さんの常駐が決まった。
物件は空き店舗を活用するため、子どもが集うことができる環境を整えようと、保護者らと安全管理など運営に関わる課題を話し合った。そして互いに協力して作り上げることを確認し、開設にこぎつけた。
4月から、NPO法人鎌倉てらこやの職員となった上江洲さんは「今後、『鎌倉てらこや』の知名度向上と、保護者との相互理解を深めていきたい」と語る。
てらこや事業は、早大池田ゼミの学生や鎌倉青年会議所のメンバーらをスタッフとして、子どもと保護者の参加を募り2003年に始まった世代を越えたつながりを育むプロジェクト。光明寺や建長寺の合宿をはじめ、里山教室など様々な事業を展開する。年間の総事業費は約700万円で300万円を参加費、残りを寄付でまかなう。07年にはNPO法人格を取得。名誉会長は日本初の不登校児学校「生野学園」開校で知られる精神科医の森下一氏。理事長は早大教授で市内在住の池田雅之氏が務める。詳細は、電話0467(60)4668同事務局まで。