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子どもの居場所づくり着々と

「てらハウス」開設1周年
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2010年4月16日号

大学生がスタッフ。近い距離感が、てらこやの独自スタイル
大学生がスタッフ。近い距離感が、てらこやの独自スタイル

 子ども達の“居場所”づくりとして、昨年4月にJR大船駅東口に開設した「てらハウス」が1周年を迎えた。子供や若者、大人がともに育つ育成プログラムを展開するNPO法人鎌倉てらこやが運営する。

 てらハウスは、小学1年生から中学3年生までを対象としており、現在10人前後の子どもが参加する(定員15人)。毎週土曜日に開設し、午前中は「学習」、午後は「遊び」。

 スタッフは、NPO法人の理事長を務める池田雅之早大教授のゼミ学生を中心に、5人ほどが担当する。昨年から地元の鎌倉女子大の学生も参加しており、今年度からは横浜国大の学生参加も決定した。

 午前中の学習タイムでは、各教科のドリルや塾の学習をはじめ、子どもが取り組みたい内容を大学生がサポートする形態をとる。午後は、近くの子ども会館や辻堂海浜公園などへの遠出もするという。いずれも子どもの自発的な「やりたいこと」に重点を置く。

 昨年の開設当初に掲げた子どもによる「創発事業」では、「てらこやで行く鉄道博物館」や「義理チョコ大作戦」、「早稲田大学キャンパスツアー」の3事業を行った。すべて、子ども「発」のもので、タイムスケジュールや目的地への行き方、また電車賃など、企画づくりも子どもが行ったという。

 鎌倉てらこやの事務局長を務める上江洲慎さん(27)は「言いだしっぺが企画を作ることで、主体性を発揮させることにつながる」とその目的を話す。

 今後は、大学生がスタッフを担う「てらこやスタイル」モデル普及のため、行政などに働きかける予定だ。

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