最新号:2012年2月 3日号
2010年8月20日号
夏を、もっと長く
○…「ウェットスーツを着ることで、子どもたちの夏を長く−」。自身が理事長を務めるNPO法人チャレンジスポーツクラブは、マリンスポーツを通じて、市内外の子どもたちに海遊びの楽しさや、自然とふれあう感動を伝えている団体だ。今年6月からは、横浜国立大付属小と提携し、授業にウインドサーフィンやスタンダップパドルボードの「マリンスポーツ」を取り入れた。授業は海水浴場開催期間が終わった9月以降も10月まで開催する。
○…市内の小学生に行った、あるアンケートでは「2割の子どもたちが『海水浴』の意味を知らなかった」という。この事実に、海に関わる者としての使命感が燃えた。「海で遊んだ子どもたちは、とってもいい顔をしている。自然の怖さと楽しさ、両方を知ることで成長するんですよ」。
○…一年の半分を海外遠征で過ごす、プロウインドサーファーとしても活躍。全日本選手権ヘビークラスで3年連続優勝するなど実力も一流だ。30歳を過ぎた頃、「後進に席を譲ろう」と現役を退き、「セブンシーズ」を設立。当初はイベント企画中心の会社だったが、「マリンスポーツの裾野をもっと広げたい」とスタイルが徐々に変化。現在は主にウインドサーフィンスクールとして、オリンピック出場選手たちの練習拠点にもなっている。
○…出身は長崎県。「大学時代に、葉山の先輩にウインドサーフィンを教えてもらったらハマっちゃって。それまでは釣りくらいしか海とのつきあいはなかったんだけど」と笑う。「70〜80年代に僕たちの世代からウインドサーフィンがブームになり、今は第2世代も活躍し始めている」。小学生の娘さんも、ジュニア選手権での優勝経験がある実力派だ。「小さい頃からふれあっていれば、海はもっと身近な存在になる。『海で遊んだことがない』って子どもがいなくなるようにしたいね」。日焼した顔から白い歯をのぞかせた。