2月19日、20日(土・日)に鎌倉芸術館で行われる「Jazz in 鎌倉」の実行委員長 森田 豊文さん 山ノ内市在住 62歳
ジャズに魅せられて
○…アマチュアの音楽家たちが作り上げるコンサート「Jazz in 鎌倉」。その出演者であり、実行委員長も務める。「多くの方に、楽しいジャズ音楽のひとときを過ごしてもらいたい」と意気込みを語る。今回もコンボジャズ・ビッグバンドなど、14の団体が参加する。当日は「葉山美紗&Mighty Sound」にボーカルとして出演、「酒とバラの日々」「What A Wonderful World」を披露する予定だ。
○…「音楽活動をずっと続けていたとか、そういうのはないんですよ。小学生の頃にバイオリンをやったことがあったくらい」と笑う。「50代半ば頃から、親しい仲間とバーなんかで歌ったり。そこで鎌倉でも活躍するスタンダードジャズシンガーの葉山美紗さんと出会ったのがきっかけです。以前からまわりには『歌がうまい』って言われてたので出てみよう、と」。「Jazz in 鎌倉」への参加は第10回目から。1500人近い観客の前での演奏は「気持ちが良いですよ」と緊張は無い。プロ顔負けの落ち着きぶりで本番に臨む。
○…11回目から実行委員長を務め、当日の成功にむけて奔走。参加団体からの意見を吸い上げ、より良いものへ。音響、タイムスケジュールから舞台演出まで自分たちの手で創り上げる。
○…鎌倉に住んで30年以上。「山があるのが良い。それでいて、海の景色もぱっと開けるのも好きですね」。会社をリタイアした現在は鎌倉高校OB会の役員を務めたり、歌のレッスンにダイビング、テニス、バンド活動と趣味も多彩だ。
○…今回のテーマは「ジャズのないKamakauraなんて…」。回を重ねるごと「鎌倉になくてはならないコンサート」に。15周年を迎える来年は「特別ゲストも考えなきゃいけませんね」。来月からは、早くも次回の構想も進める。鎌倉でジャズにふれ、魅了された、という人はこれからも増えていきそうだ。