神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2011年1月28日 エリアトップへ

清泉女学院高校演劇部 全国の舞台に初出場 完成度の高い演技で、関東大会を制覇

教育

公開:2011年1月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
3人で6役を演じる
3人で6役を演じる

 清泉女学院高等学校(市内城廻)の演劇部が、今月9・10日にかけて東京都八王子市で行われた第46回「関東高等学校演劇研究大会」で最優秀賞を受賞した。参加13校中で第1位。8月に関東代表として全国大会に初出場する。

 同校の演劇部には、11人が所属している(中学部を含むと42人)。役者だけでなく演出や脚本、音響、照明、舞台美術など部員それぞれが分業で舞台制作にあたり、その専門性の高さが特徴だ。演劇部顧問を務める瀧康秀先生は「個々の役割に責任感を持ってあたる、部員一人ひとりの意識の高さが受賞に結びついたのでは」と話す。

 関東大会に3度の出場実績を持つ同部。同じく顧問の富田恵先生は、演劇部のOGで、1978年の初出場時に照明担当として参加。「後輩でもある生徒たちが、全国大会へと進んでくれたのは嬉しい」と話す。

 「隙のない見事な演技」、「完成しているといってよい」など審査員から激賞された上演作品「モンタージュ〜はじまりの記憶」は、2人の老女と、思い出の写真を中心に描かれるストーリー。高校演劇では上演されることの多い作品だ。90分ほどの物語を、部長で演出・脚本を担当する小滝柚香さん(高2)が1時間ほどに調整した。作中人物6人を部員3人が演じている。

 役作りにあたっては「先輩たちの演技や、老人の歩幅を観察」するなど独自の研究を重ねた。大道具も部に代々伝わる「舞美ノート」を参考に、6mある大樹のセットを部員たちが制作。

 全国大会に向け、小滝部長は「お客さんに『観て良かった』と感じてもらえる舞台にしたい。全国では多くの人たちに私たちの舞台を楽しんでほしい」と意気込みを語る。老女・少女役を務める南真由さん(高2)は、「演技を通じて、作品に流れる様々な愛や、”心の底から溢れ出てくる感情”を伝えたい」と話す。

 全国大会は8月5日から7日の3日間、福島県文化センターで出場12校により開催される。関東からは同校を含む3校が選出。
 

文部科学大臣賞も受賞
文部科学大臣賞も受賞

鎌倉版のトップニュース最新6

ペット避難の指針策定

鎌倉市

ペット避難の指針策定

受け入れ条件や備え示す

3月29日

市内初、EV路線バス発車

市内初、EV路線バス発車

江ノ電が2台運行へ

3月29日

閉院一転、産後ケア継続へ

閉院一転、産後ケア継続へ

旧バースクリニック

3月22日

新庁舎設計費含み可決

24年度予算案

新庁舎設計費含み可決

位置条例案は否決のまま

3月22日

高校生ミュージカル上演

小泉さん浅川さん

高校生ミュージカル上演

30日、オリジナル脚本で

3月15日

車いすでも「パリに行く」

城廻・前田詩生さん(9歳)

車いすでも「パリに行く」

自作品販売、五輪渡航費に

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook