今年で3年目となる「由比ガ浜通りワークショップ」が2月11日(金)から3日間、由比ガ浜大通りを”舞台”に開催される。参加者が折り紙でつくる行灯が、夜の街並みを仄かな明かりで演出する。
このイベントは、由比ガ浜商店街景観ワークショップ「みんなでつくる折り紙あんどん」として実施されるもので、市内約20人の建築家による「ひと・まち・鎌倉ネットワーク」が主催。
3日間とも、昼の部で「あんどん」作りを行い、夜の部で点灯する。昼は午後1時から5時(初日は午前10時から)、点灯は午後5時から10時(最終日7時)。由比ガ浜通りの六地蔵を中心に約320メートルの範囲に、街路灯間へ設置予定。
今回のワークショップは、主催団体メンバーの熊倉洋介さんが教壇に立つ東京工業大学大学院のゼミ生のアイディア。暗く静かな雰囲気の夜の景観を、優しい明かりで灯し、元気付けようというもの。行灯は、学生が用意した流木を土台に、中央に由比ガ浜の建物をモデル(街歩きでスケッチ)にしたもの、両脇に折り紙行灯を配置(写真)。光はLEDライトを使う。
無料でだれでも参加できる。由比ガ浜通り沿いのギャラリー「ジャック&豆の木」を会場に、昼の部の都合よい時間に制作する。期間終了後、「あんどん」は持ち帰りできる。
熊倉さんは「行灯作りは簡単なもので20分、こだわると3時間くらいかかる」と語った。
まちづくりのルール 知って
同ワークショップは、熊倉さんが仕事を通して由比ガ浜通りの2商店街に、それぞれ条例に基づく景観形成方針があることを知ったのがきっかけ。「趣旨は良いが運用が難しい」として、そのルールの周知などを目的に、由比ガ浜・由比ガ浜中央の両商店街の協力を得て2009年に初開催。以後、年間1、2回、開催する。詳細は【電話】0467(60)4906熊倉さん。
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