東北関東大地震 停電など影響甚大
地震発生直後、鎌倉市役所では職員が屋外に退避、騒然とした雰囲気となった。市役所前の商工会議所でも、急いで屋外に避難する職員の姿が見られた。
鎌倉市を経て現在商工会議所事務局長を務める石井潔さん(64)は、「40年鎌倉で働いているが、私が経験した中で一番の揺れ」と目を丸くしていた。午後3時半ごろには、停電の影響で市役所は業務を停止した。
市総合防災課によると12日午後11時半現在で、ブロック塀や大谷石の壁の倒壊、瓦のはく離など、28件の被害が報告されている。また、釈迦堂切通し(市内大町)では、30〜40㎥の土砂崩れがあったという。
14日の週明けからは、電力確保に伴う「計画停電」や流通の影響などから、市教委は16・17日の両日、市立小中学校の給食中止を決定した。また、各施設も休止の影響があり、利用する場合は事前確認が必要だ。
市、義援金受付け
鎌倉市では被災地への義援金を受け付けている。受付場所は、市役所ロビー、腰越・深沢・大船・玉縄の各支所、鎌倉生涯学習センター、市福祉センターの計7カ所。原則として日本赤十字社を通じて募金する予定(14日現在)。
今月11日に発生した東北関東大地震は、鎌倉市内でも大きな影響を及ぼしている。直後には市内全域で停電し、信号や踏切も機能せず、鎌倉駅は電車の利用者でごった返した。市総合防災課によると、人的被害は発生していないものの、ブロック塀の倒壊など市内28カ所で被害があった(同12日午後11時半現在)。
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