復活の「子ども会」活発に 「笛田子ども会 おひさまとぷち」設立4年目 加入数も増加
設立4年目を迎えた笛田1から3丁目の子ども会「笛田子ども会 おひさまとぷち」が、活発な活動を続けている。一度はなくなってしまった子ども会を、同地区の保護者らが「子どもたちに地域を愛する気持ちを育ててもらいたい」と再び設立させた。同会では「新しい住宅も増え、子どもたちも増えてきたことで、会員数も伸びてきました」と話す。
現在、「おひさまとぷち」には、40世帯・67人の子どもたちが加入している。鎌倉市に登録されている子ども会は、笛田地区には同会を含め4団体。
市では、登録団体に対して年間8000円、小学生一人につき100円の補助金を助成。市へ登録されている子ども会は、鎌倉市全体で、71団体(2010年度の登録数・5人以上で申請のある団体)。
「おひさまとぷち」は08年に設立。同会の発起人で、会長を務める高橋尚子さん(39)は「子どもたちだけでなく、親同士が交流を持ち、町内の人たちとの関わりを持ってもらうことで、地域を大切にする思いを育んもらいたかった」と設立時を振り返る。小学生だけでなく、乳幼児も加入しており「おひさま」は小学生を、「ぷち」は乳幼児をそれぞれイメージして、会の名前に盛り込んだ。
高橋さん夫婦は、笛田で豆腐店を営んでおり、駄菓子の販売スペースを設ける店内は地域の子どもたちの”社交場”にもなっている。「自分たちの住んでいる町と人を知ることで、互いに声をかけあえる。安心・安全、防犯にもつなげたい」と話している。
地域の子どもの数の減少や役員担当の負担面などを、同地区の子ども会がなくなったしまった理由にあげる同会では、「保護者の役割分担もゆるやかにしよう」と、会長職以下は、催しごとに担当グループを決めて活動している。「何度も綿密に打ち合わせていくグループ」もあれば「まとめて決めていくグループ」もあるそうだ。現在は近隣に住宅が増えたこともあり、会員数も伸びているという。
「おひさまとぷち」では、深沢小での「夏祭り」や、三嶋神社での「神社祭礼」、「クリスマス会」やチケット交換による「子どもマーケット」などの年間行事を企画。6月には、同地区の田んぼでの「どろんこまつり」を開催予定だ。
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