今月16日、満場の鎌倉芸術館大ホールを、清泉女学院音楽部(顧問・佐藤美紀子先生)の美しい歌声が包んだ。
この日は、25回目となる同部の定期演奏会。清泉女学院音楽部は昨年、全日本合唱コンクール全国大会で中学・高校ともに金賞受賞の実績を持ち、また鎌倉市の文化功労賞を受賞するなど実力校として知られる。
オープニングでは、生徒たちが浴衣で登場し、奄美諸島の島唄「一切朝花」や、和歌山県のわらべうた「えっさっさ」を歌い聴衆を湧かせた。この浴衣の演出は、2010年イタリアのセギッツィ国際合唱コンクールの出場時を再現したもの。
メインとなった「《PSALMUS》(詩篇)」は、作曲家の鈴木輝昭氏が同部へ寄せた委嘱作品。旧約聖書をもとに書かれた曲で、神への賛美や信仰、絶望から希望へと歌いつなぐ。完成記念として披露され、卓越した美声に、会場からは万雷の拍手が贈られた。
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