鎌倉市在住または出身の若手アーティストによる「クリスマスギフト展」が12月29日(木)まで、カフェ鎌倉美学(市内御成町)で行われている。5月発足の鎌倉アーティストバンクが主催。漆塗りと蒔絵の技法によるオリジナルのブローチやペンダントに、銅版一枚打ち出しのミルクパンなど、個性溢れる作品が並ぶ。同団体の代表を務めるアルバレス湊万智子さんは、「鎌倉の若いアーティストに発表の場を提供したい」と開催目的を話している。
この「クリスマスギフト展」に参加しているのは、鍛金作家やミュージシャン、陶芸家、彫刻家の若手アーティスト8人で、会場のカフェには、彼らの作品が並ぶ。販売もしており、クリスマスプレゼント用に特別なラッピングも用意する。時間は午前11時30分から午後10時まで(平日は午後3時から6時は休憩)。12月25日(日)には参加アーティストの一人で、ソウルやボサノバ音楽を取り入れるcittaさんのライブも予定。
このギフト展を主催する「鎌倉アーティストバンク」は、アルバレス湊さんが鎌倉の若手アーティストを支援する目的で今年5月に立ち上げた団体。現在、写真家や鍛金作家、仏像修復師、イラストレーターなど、20、30代を中心とした17人が登録する。
発足以来、ホームページで登録アーティストの個展情報や参加イベントの情報を掲載したり、10月の江ノ電極楽寺車庫コンサートをプロデュースするなどの活動を行う。
アルバレス湊さんは同団体について、「著名ではないが、プロを目指す志のあるアーティストを少しでも支援していきたい」と発足理由を語る。アーティストの相互連携による活動の拡大や、自分自身を売り込む場の提供などを目指す。入会金5千円で年会費5千円。
その他にも、作品制作やイベント企画の依頼も受け付ける。同団体事務局が窓口となり、依頼者が求める作品について登録アーティストがコンペ形式でプランを提案。そうすることで、依頼者は納得できる作品を購入することができ、またアーティストも収入を得ることができる仕組みだ。
今後は、「登録アーティストによる展示会を年1回は行いたい」(アルバレス湊さん)としている。同団体への問い合わせは【電話】0467・22・2233カフェ鎌倉美学まで。
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