大学生や教職員、ボランティア団体メンバーらの寄稿60本をまとめた小冊子「東日本大震災をどう受け止めたか/3・11以後、日本再生への道」が今月11日、早稲田大学国際言語文化研究所から発行された(非売品)。海外から見た震災、ボランティアの未来像など7章161頁からなる。編者で市内佐助在住の池田雅之早大教授は「震災を風化させないために」と発行の理由を語った。
早大の同研究所所長を務める池田教授が、助手の佐川佳之さんとまとめた。市内図書館などに寄贈予定。
昨年の3・11直後に、「記録を残そう」(池田教授)と決意。震災の影響で遅れて始まった新学期では、自身の受け持つ2つのゼミナールで、「東日本大震災をどう受け止めたか」「何ができるのか」をテーマに議論、学生がまとめたレポートは今回の小冊子に掲載されている。また、池田教授の同僚や大学院生、震災直後から支援活動を行うNPO法人「鎌倉てらこや」、その関係団体で全国展開するNPO法人「てらこやネットワーク」の活動報告も寄せられている。寄稿者の年齢は20代から70代と幅広い。
池田教授は3・11を受けて「多くの人が社会と自分とのつながりを考えたと思う」と話す。「コミュニティーの再生、日本が生まれ変わる教訓を与えてくれたのでは」と、震災を一人一人の問題として考える重要性を指摘した。
※小冊子希望者は、ハガキに住所・氏名・電話番号を明記、〒169-8050新宿区西早稲田1の6の1、早稲田大学社会科学部内、国際言語文化研究所「ブックレットTN係」まで応募下さい(先着50人)。
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