鎌倉まつり(市観光協会主催)のパレード参加をきっかけに創立された「おなりよさこいキッズ(今井澄枝代表)」が、4月8日(日)に行われる今年の同パレード参加で10周年を迎える。市内小学生を中心に幼児から大人までの約100人が「よさこい踊り」を披露する。今月20日には御成小学校の体育館で練習が行われ、市内で活動するグループを訪問し交流する「市長カフェ」の一環で訪れた松尾崇市長も、一緒に「よさこい」を踊った。
「ソーラン、ソーラン」「よっちょれ、よっちょれ」。子どもたちの元気な掛け声が体育館内に響き渡った。
今年1月からのよさこいキッズの練習は4回目。児童らは手に鳴子を持ち、踊りの曲に合わせ体を動かした。本番さながらによさこい旗も掲げられ、4月8日に行われる鎌倉まつりのパレードに向け練習に励んだ。
同団体は、小学生を中心に、未就学児から保護者まで幅広い参加者が、高知県発祥の「よさこい踊り」に取り組む社会教育団体。踊りの指導は市内外の小学校の先生4人で行っている。
12年前、同団体の顧問を務める第二小の浅野真嗣先生(当時御成小)が、授業の研究会仲間によさこい踊りを紹介された。それを運動会の出し物の1つとして授業に取り入れたところ、喜んだ児童らが休み時間まで踊るほどに。子どもたちの楽しむ様子を見て「ぜひ鎌倉まつりのパレードに参加したい」と保護者らが主導して市観光協会に働きかけ、10年前から鎌倉まつりのパレードに参加するようになった。
最初は御成小の児童60人ほどだったが、チラシ配りや、指導の先生らの他校への声掛けなどで徐々に参加者を増やした。例年5月に由比ガ浜で開催されている鎌倉ビーチフェスタにも数年前から参加している。
練習には松尾崇市長も参加。おそろいのはっぴを着て、児童らに交ざった。市長は「難しい。よくみなさん踊りを覚えている」と驚いた様子。練習の合間に設けられた質問の時間では、児童からの「市長の仕事は」「歴史上で好きな人物は」などの問いかけに「みなと話し合い鎌倉の将来をより良い方向にしていくこと」「一番好きな人物は三国志の劉備玄徳」などと答えていた。
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