神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2012年6月29日 エリアトップへ

県議会 世界遺産へオール神奈川 登録推進へ全県議で議連

政治

公開:2012年6月29日

  • X
  • LINE
  • hatena

 「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録を推進しようと今月15日、全県議105人が参加する議員連盟が設立された。党派を超えた「オール神奈川」の取り組みとして、今後、議会ポスターでの広報や候補地の視察、勉強会などを通して登録推進の機運盛り上げを目指す。

 同県議連立ち上げのきっかけは、今年3月の観光振興の議連による鎌倉視察だった。参加議員は鶴岡八幡宮や建長寺を視察した際、激しい交通渋滞などを目の当たりにし、世界遺産登録推進を一層支援するためにも、観光分野とは異なる働きが必要と判断したという。

 5月には、自民・民主・みんな・公明・県政会の各会派団長ら5人が発起人となり、鎌倉の世界遺産登録を推進する議連設立を呼びかけた。

 同議連の役員は21人。鎌倉市選出の中村省司議員が会長に就任するとともに、同選出の早稲田夕季議員も幹事として名を連ねている。候補遺産が存在する横浜市金沢区の国吉一夫議員が幹事長、同区の松崎淳議員は幹事、逗子市の近藤大輔議員は副幹事長を務める。

 県議会では、1999年3月に「古都鎌倉の世界遺産への登録実現に関する決議」を全会一致で可決しており、今回の議連も全議員の参加となった。

 今月15日に県庁で開かれた設立総会で中村会長は、全会派が参加したことについて「県全体で盛り上げていくという意気込みがおわかりいただけるのではないか」と姿勢を語った。

 県は2004年度から、候補遺産が最も多い鎌倉市に、専門職員や事務職を派遣するなど人的支援を行っている。

 現在、登録に向けた動きは山場を迎えている。今年1月には、国からユネスコ世界遺産センターへ正式版の推薦書を提出。8月から9月には、国際的な文化遺産保護団体イコモスによる現地調査を予定する。13年5月に審査結果が公表され、同6月にユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が判断される。
 

鎌倉版のトップニュース最新6

松岡選手、プロ転向目指す

松岡選手、プロ転向目指す

テニス 世界ジュニアで8勝

4月19日

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

鎌倉駅で観光案内、滞留抑制

4月19日

官民連携で孤独、孤立対策

「つながり」創出へ仕掛け

官民連携で孤独、孤立対策

プラットフォーム創設

4月12日

深沢高、最後の入学式

深沢高、最後の入学式

3年後に藤沢清流と統合

4月12日

「ケアラー支援条例」施行

鎌倉市

「ケアラー支援条例」施行

学校の相談員増や啓発も

4月5日

「鳩スタ」台に移転へ

「鳩スタ」台に移転へ

教習所跡 12月開業見込む

4月5日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook