市内で活動している女声合唱団「松(SHO)」が、今日8月24日から26日にかけて文京シビックホール(東京都文京区)で行われる、第35回「全日本おかあさんコーラス全国大会」(一般社団法人全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)に出場する。3度目の出場で、優秀団体に贈られる「ひまわり賞」の初受賞を目指す。8月21日には玉縄行政センターで、本番前最後の全体練習を行った。
松は、40代から70代の女声合唱団。団員のほとんどが市内に住む主婦だという。同大会には2004年、08年に出場、今回が4年ぶり3回目となる。
4月に横浜市で行われた県大会で優秀賞を受賞し関東支部大会へ。7月に静岡県で行われ、計93団体が参加した同大会でも優秀賞に選出された。関東から全国へは16団体が進出する。
全国大会は、91団体が3つのグループに分かれて3日間で行われる。8分の持ち時間内に曲を披露、音楽性・創造性・独自性・楽しさなどが総合的に審査される。出演団体の約3分の1が優秀団体として「ひまわり賞」に輝く。
松は26日に出演。童謡「あの町この町」と日本の歌曲「花」「カチューシャの唄」の3曲を披露する。県大会からの曲目で、これまで同賞をもらったことのない松は、初の受賞をねらう。
市民合唱きっかけに20年
松創団のきっかけは、1993年に鎌倉芸術館開館記念事業の一つとして行われた市民合唱「第九・日本語で歌う歓喜の集い」。その指揮者を務めた松村努氏(56)の指導に感銘を受けた数人のメンバーが、新たな女声合唱団の指揮を同氏に依願。同氏の名前からと、「松竹梅」の最高のランクを目指して、との思いから「松」が誕生した。
現在39人が在籍。1週間に1度の練習と、定期演奏会、県や市の合唱連盟の合唱祭などへ出演している。団長の細村和子さん(71)は「年々団員の合唱に対する意識が高まっている。全国大会ではひまわり賞を取りたい」と話した。
指導する松村氏は「全国へ進むまでが大変なので、持つ力を出し切ってそれが評価されれば。過去の出場時に比べ、今回は曲が皆に合っていると思うので手ごたえは感じている」と大会への抱負を語り、「今いる人が良い状態で歌っていくためにも若い人に入って欲しい」と話した。松についての問合せは【電話】0467・44・1569細村さんへ。
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