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鎌倉版 公開:2012年9月14日 エリアトップへ

野菜即売所「かん太村」開店 農業振興に一手 農家と元飲食店社長がタッグ

経済

公開:2012年9月14日

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新しい農業ビジネスに挑戦
新しい農業ビジネスに挑戦

 鎌倉野菜の即売所「かん太村」が明日9月15日、関谷インターの近くに開店する。地元農家の野菜を使った軽食も取り扱う新しい形態の即売所で、「(株)鎌倉リーフ」(石井廣志会長・田村慎平社長)が運営する。開店を記念し15日から3日間は、先着100人に自家製ピクルスのプレゼントもある。

 「かん太村」(市内関谷685の1)の敷地面積は約1200平方メートルで、野菜の即売所と調理室および軽食コーナー、駐車場からなる。軽食は、鎌倉野菜を使ったトマトカレーや焼きそばなどをはじめ、子どもが食べやすいメニューも用意する。現在は、関谷の農家7、8軒が野菜を提供する予定。

 また、大量に収穫され、商品として販売できない農作物も、低価格での販売や食材として利用。自身も農家で鎌倉リーフの会長を務める石井さん(63)は「まったく無駄がない」と話す。

 そもそものきっかけは、衰退する関谷の農業に対する石井さんの危機意識だった。4年ほど前に、市内で飲食店を経営していた田村さん(42)と吉田剛さん(39)に出会い、親交を深める中で新たな農業のビジネス展開を考えた。

 2010年6月には、田村さんが社長となり「(株)鎌倉リーフ」を設立。地場産の野菜でピクルスをつくり、販売してきたという。さらなる展開として、3人で新たな「即売所」を発案。農地利用のため、「農業法人」にする必要があり、その事務手続きに予想以上の時間がかかったものの、何とか事業化にこぎつけた。

 石井会長は「地元農家が良くなれば」と期待する。田村社長は「野菜を売るだけでなく、地域とつながる農業に魅力を感じた。第一次産業を大切にしなければ」と話す。村長の吉田さんは「地域の方々の日常に溶け込んだ店に」と語った。

 営業時間は午前10時から午後6時(15日〜17日は3時まで)、水曜定休。問【電話】0467・47・1405
 

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