市立御成中学校(飯尾博一校長)バレーボール部の荻野ゆいさん(3年)が、12月25日から大阪市中央体育館などで開催される「JOCジュニアオリンピックカップ第26回全国都道府県対抗中学バレーボール大会」(日本バレーボール協会、読売新聞社など主催)に県選抜チームの主将として出場する。市内から選抜チームに選ばれるのは3年ぶり。
この大会は、将来のオリンピック選手発掘や中学生バレーボールのレベルアップなどを目的に1987年、「さわやか杯」として初開催された。朝日健太郎さんや多治見麻子さんなど、後に全日本代表で活躍した選手も数多く輩出している。
チーム内に、男子180cm、女子170cm以上の長身選手を各3人以上必要とし、「長身選手を常時2人以上出場させること」などの特徴的なルールがある。
250人からの選抜
今年8月、県内の中学校から自他推薦で男子150人、女子250人が集まり、県の強化担当の教諭らによる3回の選考会を経て、県代表メンバーの男女各12人が選出された。
御成中学校でも主将を務める荻野さんは、171cmの長身を生かしたブロックに定評があり、見事代表に。選抜チームでは右のサイドアタッカーのポジションを担当し、攻守の要としての役割を担う。
荻野さんは「相手のエースをブロックで止めて、チームを勢いづけたい」と意気込む。同部の卒業生2人が在籍する川崎市立橘高校が、今夏の高校総体で優勝。先輩の活躍に続きたいとし「県代表として全国優勝を目指す」と抱負を語った。
同校バレー部は、1981年の第11回「全日本中学校バレーボール選手権」で準優勝などの実績があり、今年6月の県中学校選手権大会でも2位になった。同部顧問で、今回2度目の選抜女子チームの監督を務める沓掛美代子教諭(54)は、指導は「基本の繰り返し」とし、「子どもたちは必ず良くなる」と、生徒との信頼関係を重視する。大会では「ベスト4には残りたい」と話した。チームは25日に大阪南と、26日に富山とリーグ戦を行い、2位以上で決勝トーナメントに進出する。
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