営繕の事始めの儀式として1月4日、鶴岡八幡宮で神職や市内の建築関係者らが出席し「手斧始式(ちょうなはじめしき)」が執り行われた。
当日は晴天に恵まれ、初詣の参拝者らでにぎわう中、とび職人が木遣音頭とともに4m近いご神木を二ノ鳥居から段葛を通り舞殿に運び入れた。
神事には、昔ながらの鋸に斧、ちょうな、やりがんな、差しがね、墨壺が用いられた。鎌倉時代の装束に身を包んだ建築関係者が、ご神木にちょうなをかけた時には、「カン、カンッ」と木材を削る甲高い音が舞殿に響き、ひときわ聴衆の耳目を集めていた。
この神事は、源頼朝公が同宮造営の際に資材を由比ヶ浜から運んだという故事に因む。工事の安全を願い、毎年1月4日に執り行われている。
神事には、建築関係者をはじめ、松尾崇市長や地元選出の浅尾慶一郎および山本朋広両衆議院議員、中村省司・早稲田夕季両県議会議員、そのほか市議らも参加した。
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