第55回鎌倉薪能が10月11日と12日、鎌倉宮で開催された。両日とも800席が完売となり、来場者は秋の夕暮れの下で伝統芸能鑑賞を楽しんだ。
演能に先駆けて金春流の山井綱雄さんによる解説が行われ、神事が執行された。
素謡「翁」、被災地復興へ寄せた鎮魂の舞として「松風」「野守」が披露された。和泉流狂言「蝸牛」では山伏と太郎冠者のコミカルなやりとりに、客席から大きな笑いが起こった。
能「高砂」は「相生の松」のいわれにまつわる能の代表的な祝言曲。見どころの住吉明神によるきらびやかな舞に、多くの来場者が見入っていた。
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