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鎌倉版 公開:2014年4月18日 エリアトップへ

県立フラワーセンター大船植物園の園長に就任した 山元 恭介さん 藤沢市在住 55歳

公開:2014年4月18日

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「花の癒し」を届けたい

 ○…県立フラワーセンター大船植物園の園長に就任して2週間ほど。長年、農業支援で培った経験を活かして、新たな園の顔として日々植物に目を配っている。「季節ごとに表情が変わるのが当園の魅力。珍しい品種を鑑賞できる温室やゆったり出来る芝生広場もあるので、多くの人に楽しんでもらえる園にしたい」と意気込みを話す。

 ○…東京都小平市の出身。育った街は周囲に畑や森が多く、「幼い頃はカブトムシやクワガタを捕って遊んでいた」と振り返る。中学生時代は剣道部で汗を流す傍ら園芸部に所属し、高校卒業後は広島大学で生物学を専攻。虫を利用した環境保全について研究した。「自然は自分にとってとても身近なもの。気が付けば仕事も環境に関われるもの、という基準で選んでいた」と、大学卒業後は神奈川県に就職し、農業支援の道に進んだ。

 ○…二宮町にあった県園芸試験場(現在は県農業技術センター・平塚市)でキャリアがスタートした。花の農家の支援を担当することになり、それまでの専門とは違う植物について勉強を重ねてきた。県内で栽培されている主な品種はカーネーションやバラ、スイートピーなど。「嗜好品」の花は景気の変動によって売上げが左右されやすいが、「花には心を落ち着かせる効果がある」という脳科学分野の研究成果を挙げ、「花は人の生活に必要不可欠なものです」ときっぱり。「今までは農業という作る側から『花の癒し』を届けてきたが、これからは多くの人に直接花の魅力を届けられる立場に。楽しみですね」と話す。

 ○…15年前に結婚し、現在は藤沢市に居を構える。娘2人は小学生と中学生になり「最近はあまり構ってくれなくてね」と苦笑い。家の庭では妻主導でチューリップやパンジー、グリーンカーテンなど様々な植物を栽培中。「なかなか研究通りにならないことも多い。自然は奥が深い」と穏やかに語った。

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