「御成小学校移転改築を考える会」は4月10日、「太陽の塔」で知られる芸術家の故・岡本太郎氏が生前に描いた「御成」の文字額を鎌倉市に寄贈した。
これは1987年に岡本氏が鎌倉を訪れた際、御成小学校の木造の講堂などの風情に感動し、描いたもの。木造校舎の保存活用を訴えていた活動に賛同し、同会に額が贈られたという。
同校は1933年に鎌倉御用邸の跡地に建てられたモダンな木造建築の校舎が特徴。児童数の増加からコンクリート校舎への建て替えが検討された約30年前に移転改築を考える会が発足した。額の市への寄贈は世界遺産登録の可否が落ち着いた時期に、と決めていたという。同会では「多くの人にこの額を見てもらえれば」と話している。
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