被災中学生と防災を議論 一中が「フォーラム」開催
「鎌倉ジュニア防災フォーラム2014〜みんなで考える『まちづくり』と『防災』〜」が8月4日から6日までの3日間、鶴岡八幡宮などで行われた。
これは鎌倉市立第一中学校(西岡正江校長)による主体的な防災教育の一環として行われているもので3回目。鶴岡八幡宮の外郭団体である槐(えんじゅ)の会が会場提供及び費用を負担した。
期間中は東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の市立階上(はしかみ)中学校と第一中学校の生徒らが交流。「被災地の今と復興のビジョン」「両学校における防災教育の取り組み」などをテーマにした発表や講演のほか、2日目にはフィールドワーク「材木座地区逃げ地図を歩く」が第一中学校近郊で行われた。
「逃げ地図」は高台への避難経路を明示したもので、大地震が発生した際、学区内で津波の浸水被害が予想されることから同校が作成した。当日は両校に御成中学校の生徒を加え総勢15人が、材木座自治連合連絡協議会のメンバーの案内で「避難路」を歩いた。
階上中学3年の千葉冬弥さんは「急な坂があったが、整備されていた。自治会と学校が積極的に協力し合っていて参考になる」と話した。第1回目のフォーラムから参加し、高校生になった今回も参加した第一中学の卒業生、濱田未来さんは「被災地の同世代と直接話し、感じたことを周りに伝えていきたい」と話した。
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