「虫が多いから気をつけて」。7月29日、今泉台に住む桜田純さん(89)は、自宅の庭で草むしりに励む鎌倉学園インターアクト部の生徒8人に声をかけた。
ボランティア活動を行う同部では、1年ほど前から今泉台で高齢者宅の清掃支援に取り組んでいる。市内でも高齢化率が高い同地区。足腰が弱くなった高齢者はなかなか庭の手入れができず、防犯面でも不安があったという。こうした事情を受け、同部は「高齢者の生活に密着した支援をしたい」と希望、同地区の福祉事業所に紹介してもらい、活動を開始した。
数年前に足を悪くした桜田さんは「一人でやろうと思うと何日もかかってしまう。来てくれて大変助かるし、若い人が頑張る姿は良いね」と話した。清掃を終えた部長の原望峰(のぞみ)さんは「暑くて大変だけれど、ありがとうと言ってもらえるのがうれしい。今後も高齢者の役に立ちたい」と感想を語った。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
鎌倉山かるた会 大会で躍進中4月19日 |