市立第二中学校のソフトテニス部が11月に行われた神奈川県中学校ソフトテニス選手権大会女子の部で団体戦と個人戦ともに優勝した。また、11月30日の選考会でも優秀な成績を収め、2ペア4人が来年3月26日から三重県で行われる都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会に県代表として出場することが決定した。
11月8日に行われた県大会団体戦の決勝は、伊勢原市立成瀬中との対戦となった。3ペアが出場し、2点先取で勝ちとなる団体戦。同部は佐俣海遊(みゆ)さん(2年)と鈴木優美(ゆみ)さん(2年)ペアが一番手で勝利したものの、続く鐘尾梨花(りか)さん(2年)と鈴木未南(みなみ)さん(1年)ペアは接戦を落とし、決着は3戦目にもつれこんだ。
冨澤采加(あやか)さん(2年)と熊谷礼夏(れいな)さん(2年)ペアは序盤から押され気味で、相手にマッチポイントを握られるという窮地に立たされた。しかし「仲間の応援があって冷静になれた」と同ペアはここから驚異的な粘りを見せる。5連続ポイントでピンチを脱し、逆転勝利を収めた。部長の佐俣さんは「皆で成績を残せて良かった」と感想を話した。
個人戦も上位独占
11月1日に行われた個人戦では冨澤さん・鈴木優美さんペアと佐俣さん・熊谷さんペアがそれぞれトーナメントを勝ち進み、決勝で対戦。冨澤さんと鈴木さんが勝利した。両ペアは、その後行われた選考会でも好成績を収め、来年3月26日からの都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会に県代表としての出場が決まった。
全国大会に向けて選手たちは「昨年は仲間に頼りすぎたので今年は自分の実力を発揮したい」(冨澤さん)「初めての県選抜。しっかり調整して挑めれば」(熊谷さん)「自信を持って頑張りたい」(佐俣さん)「昨年は実力不足を痛感した。出来ることをしっかりやっていく」(鈴木さん)とそれぞれ意気込みを語った。
実力出し切り活躍誓う
現在、同部は1、2年生合わせて13人が所属。昨年の都道府県対抗でベスト16となった鈴木優美さんをはじめ、着々と実力を付けてきているという。
コーチとして同部の指導にあたる鈴木忍さんは「団体戦に続き個人戦で上位1位、2位を占めたことは今までなかった。部員全員の粘り強いプレーがこの素晴らしい結果につながったと思う。夏の大会で3年生が引退してから、2年生は意識が高まってきた。全国大会でも積み重ねてきた練習の成果を発揮して欲しい」と話している。
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