毎年5月に開催されている大船まつりに、今年から「映画仮装パレード」が加わることになった。かつて松竹撮影所があり「映画の街」として世界に名をはせた大船。主催者は市民の参加を呼び掛けている。
大船エリアの活性化を目的として、2003年から毎年5月初旬に商店街や自治町内会、企業、大学などが一体となって開催されている大船まつり。昨年は6万人が参加するなど、恒例のイベントとなっている。
メーンイベントのひとつで、マーチングバンドや市長、ミス鎌倉らが参加するパレードに、今年から「映画仮装パレード」が新たに加わることになった。
これは「千年続く祭りを鎌倉に」と11年に発足した市民団体「チームサムライ」が中心となって企画したもの。大津定博会長は「かつて映画で世界に名をはせた大船のことを伝えるものが少なく、知っている人も少ないのでは。再び映画の街・大船として盛り上げていきたい」と意気込む。今年創業120周年を迎えた松竹株式会社も協賛する。
松竹大船撮影所は1936年に開設された。山田洋次監督『男はつらいよ』シリーズや小津安二郎監督『東京物語』など、数々の名作を世に送り出したが、00年に閉所。跡地は現在ショッピングセンターや大学などになっている。
市民の参加募る
パレードの参加者150人は市民から広く募集する。映画に登場するキャラクターの仮装をすれば誰でも参加可能で、松竹映画部門・邦画部門・洋画部門の3部門がある。
募集期間は4月30日(木)までで先着順。大船地区の2万戸には回覧板などを通じて申込用紙が配布されるほか、ホームページ(http://team-samurai.net)からも入手できる。
必要事項を記入のうえ、〒247―0056鎌倉市大船1の18の11齋木事務所2階大船まつり実行委員会・チームサムライへ。郵送の際は82円切手が貼付された返信用封筒の同封を。イベントの詳細や問い合わせは【電話】090・8518・8116山川さんへ。
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