神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2015年2月27日 エリアトップへ

3月3日に鎌倉でリサイタルを開くオーボエ奏者 荒井 豪さん 雪ノ下出身 25歳

公開:2015年2月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

古楽器の魅力伝えたい

 ○…「初めて見た瞬間に形がかっこ良くてこれだ、と思った。それからずっと、オーボエの虜ですね」。現在は留学先のドイツ・ブレーメンで一流の音楽家を目指し練習に明け暮れる。長期休暇を利用し帰国中で、3月には地元・鎌倉でバイオリンとのリサイタルを開催する。「バロック時代の曲を当時使用していたものと同じ構造の古楽器で演奏する。一味違う音楽を楽しんでもらえれば」と爽やかな表情で語る。

 ○…富山県で生まれ小学生で茅ヶ崎へ越し、中学にあがるころ鎌倉へ。幼少期は野球なども経験したが「音楽をやりたい」と吹奏楽部に入部、オーボエを始めた。当時の御成中学校は東関東大会で金賞を取るなど吹奏楽の強豪。周囲のレベルも高く「とても刺激的だった」とどんどん音楽の世界にのめり込んだ。部長になった3年のとき「もっと上手くなりたい」と個人レッスンも開始。県立大船高校に進学後は音大入学を見据え、一層オーボエに集中するようになっていった。

 ○…桐朋学園大学3年時に副専攻で選択したのが古楽器だった。「はじめはちょっとやってみようと軽い気持ちだったけれど、同じオーボエなのに構造が簡素で扱いが難しく、その分表現の幅があることに気づいた。装飾も美しくて元々好んでいたバロック音楽との相性も良かった」という。卒業後はドイツに渡り、古楽器演奏をものにしようと奮闘中だ。「古い時代に作られた音楽は当時と同じ構造の楽器で演奏すると深みが出るし、現代曲は逆にモダン楽器の方が合う。もっと音楽に寄り添った表現をしていきたい」。

 ○…留学先のドイツでは礼拝の生演奏に参加している。「憧れの教会音楽に生で触れられて勉強になるし本当に楽しい」と笑う。「古楽器演奏は日本ではまだマイナーなジャンル。大学院を卒業したら日本で演奏活動をして多くの人に知ってもらいたい」。明るい表情で希望を語った。
 

鎌倉版の人物風土記最新6

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

田原 充さん

「鎌倉市障害者二千人雇用センター」のセンター長を務める

田原 充さん

腰越在住 50歳

3月15日

小畑 洲士さん

中高生探究コンテスト2024で最優秀賞を獲得した

小畑 洲士さん

御成町在住 17歳

3月8日

金子 伊吹さん

駒澤大学陸上競技部に所属し、第100回箱根駅伝の5区に出場した

金子 伊吹さん

笛田在住 22歳

3月1日

佐々木 心音さん

世界遺産検定「マイスター」に、県内最年少で合格した

佐々木 心音さん

清泉女学院高校 16歳

2月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook