あじさいの名所として知られる市内極楽寺の成就院(原公泰住職)は、4月から参道の補修工事を開始した。参道はひび割れが目立つようになるなど老朽化が進んでおり、2019年の創建800年を前に補修を決めたという。あじさいも植え替えられるため、再び262株のあじさいを楽しめるのは早くても3年後となる。
補修工事が行われるのは同院東側の参道。ひび割れなど老朽化が目立つ階段を補修し、植栽から50年が経過したあじさいの植え替えも行う。
4月末からあじさいの植え替えに着手。これから植栽される新しい株は土になじんで花をつけるのに3年ほどはかかるといい、2017年まであじさいの公開は休止するという。
西側の参道は工事を行わないので、同院への参拝は可能。同院によると、「工事が終わるのは、早くても3年後。2019年の創建800年には補修を終わらせて、きれいな参道で参拝する方をお迎えできれば」と話している。
成就院は1219年、北条泰時によって建立された、真言宗大覚寺派の寺院。弘法大師が平安時代に護摩修法を行ったといわれる霊跡に不動明王を本尊として創建されたという。近年は「縁結び不動明王」がパワースポットとして親しまれ、6月はあじさいと由比ヶ浜海岸との景色を楽しむ人で賑わいを見せている。
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