鎌倉市消防本部警防救急課の消防副士長・尾崎裕太さん=人物風土記で紹介=が5月23日(土)、静岡県で行われる全国消防職員意見発表会に出場する。
この大会は、全国各地から集まった消防職員が日頃の職務を通じて感じたことや抱負を発表するもの。尾崎さんは先月開催された関東支部大会で最優秀賞となり、全国大会への出場を決めた。
スピーチのタイトルは「『救急駆け込み寺』が観光客を救う」。警察や地方公共団体で実施している「こども110番の家」をヒントに、観光スポット周辺の商店や飲食店、コンビニを救急拠点とする仕組みづくりを提案する。具体的には、応急手当の方法や最寄りのAED設置場所が書かれたマニュアルのほか、外国語カードを設置。商店の店員らに救命講習会に参加してもらい、修了した店舗へ「駆け込み寺ステッカー」を交付してアピールすることで、観光客に不測の事態があったときに、応急処置ができるとしている。
尾崎さんは「鎌倉を訪れる人に笑顔で帰ってもらうためにはどうすればいいか、考えるきっかけになれば。自分の思いを多くの人に届けたい」と話している。
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