神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2015年12月18日 エリアトップへ

鎌倉市 「日本遺産」申請へ 来春の認定目指す

社会

公開:2015年12月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
認定後に使用できるロゴ
認定後に使用できるロゴ

 鎌倉市が「日本遺産」の認定に向けた準備を進めている。同制度は文化庁が今年から始めたもので、地域に点在する文化財や史跡を共通の「ストーリー」でパッケージ化し、観光振興や地域活性化に活かそうという取り組み。市担当課では「認定を受けることで、国内外への情報発信を活発にし、より質の高い観光を実現したい」としている。

 「日本遺産」は、地域の歴史的経緯や伝承、風習などを基にした「ストーリー」を文化庁が認定するもの。

 寺社仏閣や遺跡、伝統芸能などを個々に指定・保護していた従来の文化財行政を見直し、点在する遺産を「面」ととらえて活用し、地域活性化、観光振興を促進するのが狙いだ。

 認定を受けると専用のロゴマークをパンフレット等に使用できるほか、情報発信や人材育成に関する事業に対して、補助を受けることも可能になる。

 今年4月に群馬県・桐生市などの「かかあ天下」、福岡県・太宰府市の「古代日本の『西の都』」など18件が認定された。同庁では2020年までに100件程度を目指すとしている。

 市歴史まちづくり推進担当は申請を決めた理由について「寺社など魅力的な歴史資産が多くある一方で、地域が一体となったPRなどには課題があった。認定を受けることで、情報発信を強化し、鎌倉を訪れる人の満足度をより高めていきたい」と話す。

 今後は来年1月末までに申請書を提出、順調に行けば、同年4月上旬に認定されるという。ストーリーの策定については現在急ピッチで進めており「認定には斬新性も必要となる。従来の神社仏閣や武士の歴史に加えて、近代の別荘文化や鎌倉文士の活動なども視野に検討したい」としている。

 また世界遺産登録の再挑戦との関連については「直接つながるものではないが、マイナスになることはない」とした。

鎌倉版のトップニュース最新6

松岡選手、プロ転向目指す

松岡選手、プロ転向目指す

テニス 世界ジュニアで8勝

4月19日

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

鎌倉駅で観光案内、滞留抑制

4月19日

官民連携で孤独、孤立対策

「つながり」創出へ仕掛け

官民連携で孤独、孤立対策

プラットフォーム創設

4月12日

深沢高、最後の入学式

深沢高、最後の入学式

3年後に藤沢清流と統合

4月12日

「ケアラー支援条例」施行

鎌倉市

「ケアラー支援条例」施行

学校の相談員増や啓発も

4月5日

「鳩スタ」台に移転へ

「鳩スタ」台に移転へ

教習所跡 12月開業見込む

4月5日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook