神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2016年4月29日 エリアトップへ

鎌倉市 「日本遺産」に認定 文化財を地域振興に活用

社会

公開:2016年4月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
ロゴの使用が可能に
ロゴの使用が可能に

 文化庁は4月25日、鎌倉市が申請していた、鎌倉幕府の成立から別荘文化や鎌倉文士の活躍までを描いたストーリーなど19件が、今年度の「日本遺産」に認定されたと発表した。市は「認定を契機に、世界に誇れる歴史的遺産と共生するまちづくりを進めたい」としている。

 日本遺産は、文化庁が昨年度からスタートさせた制度。文化財や史跡を共通の「ストーリー」でパッケージ化することで、保護を目的に個別に指定していた従来の文化財行政を見直し、観光振興や地域活性化を促進するのが狙いだ。

 認定を受けると専用のロゴマークをパンフレット等に使用できるほか、情報発信や人材育成に関する事業に補助を受けることも可能になる。

 鎌倉市が申請していたのは、”「いざ、鎌倉」〜歴史と文化が描くモザイク画のまちへ〜”と題したストーリー。初の武家政権である鎌倉幕府の成立から、江戸時代中期にはじまった観光地化の動き、明治以降は別荘地として栄え、鎌倉文士と呼ばれる文化人たちが活躍するまでを網羅した。そのうえで「自然と一体となった中世以来の社寺が醸し出す雰囲気の中に、各時代の建築や土木遺構、鎌倉文士らが残した芸術文化、生業や行事など様々な要素がまるでモザイク画のように組み合わされた特別なまちとなった」としている。

 今年度は67件の申請があり、4月19日に文化庁で開催された審査委員会で、鎌倉市のほか宮城県の「正宗が育んだ”伊達”な文化」など19件が認定を受けた。

 松尾崇市長は「鎌倉市が掲げている『歴史的遺産と共生するまちづくり』を進める具体的施策になるとともに、今年度から特に力を入れている、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた環境整備の強化につなげたい」とコメントした。

鎌倉版のトップニュース最新6

松岡選手、プロ転向目指す

松岡選手、プロ転向目指す

テニス 世界ジュニアで8勝

4月19日

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

鎌倉駅で観光案内、滞留抑制

4月19日

官民連携で孤独、孤立対策

「つながり」創出へ仕掛け

官民連携で孤独、孤立対策

プラットフォーム創設

4月12日

深沢高、最後の入学式

深沢高、最後の入学式

3年後に藤沢清流と統合

4月12日

「ケアラー支援条例」施行

鎌倉市

「ケアラー支援条例」施行

学校の相談員増や啓発も

4月5日

「鳩スタ」台に移転へ

「鳩スタ」台に移転へ

教習所跡 12月開業見込む

4月5日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook