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伝統文化が学べる学童保育 鎌倉山の古民家に9月開設
学童保育として子どもたちが放課後の時間を過ごしながら、日本の伝統文化が学べるユニークな施設が、9月のオープンに向けて準備を進めている。
「鎌倉学び舎」と名付けられたこの施設は、小学校の児童を対象とした民間の学童保育。鎌倉山にある築90年を超える古民家に開設される。特徴は三味線や日本舞踊、茶道、華道、書道など伝統文化の「お稽古」が約1時間、1日のカリキュラムに組み入れられていること。指導には吾妻聖香さん(日本舞踊)、荻江寿愼さん(三味線)といった地元ゆかりの担い手たちがあたる。
運営を手がける潮見雅利さんは、企業への経営アドバイスなどを行う中小企業診断士。7年前から鎌倉に住み、2人の子どもを育てているが「古都と言いながら、子どもたちが伝統文化に触れる機会は少ない」と感じていた。「伝統文化が学べる学童保育」というアイデアは、児童教育に携わっている妻とともに5年ほど前から温めてきたが、妻の小・中学生時代の同級生である三味線奏者との再会をきっかけに教育、伝統文化、経営の専門家が集まったことで、構想が実現した。
また様々な職業の人を招いた講義も取り入れるなど、職業観や問題解決力の育成も目指すという。希望者には送迎サービスも。潮見さんは「子どもたちには美しい所作や物事に向かう集中力とともに、日本人としての心の基盤も養ってもらえれば」と話している。
1日体験会
「鎌倉学び舎」は1日体験会を6月19日(日)、7月17日(日)に開催する。当日は施設の説明に加え、日本舞踊と三味線の稽古が体験できる。午後1時30分から4時。料金は1つ体験1千円、2つ体験1500円。対象は幼稚園年長から小学5年生の子どもとその保護者で定員20人。詳細は潮見さん【携帯電話】090・4532・7550またはHP(「鎌倉学び舎」で検索)で。
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