(仮称)由比ガ浜こどもセンター建設地(由比ガ浜3丁目)で実施されていた発掘調査で、市内初となる古墳時代(5〜7世紀)の箱式石棺墓が出土した。
大きさは長さ235cm、幅114cm、深さ45cmで、棺に使われている石には形を整えたことがうかがえる工具痕があるという。
また、石棺のなかには保存状態が非常に良い身長1m50cmほどの人骨があおむけの状態で埋葬されているのが見つかった。10代半ばの男性とみられる。
箱式石棺墓の出土は県内で13例目。横須賀市など三浦半島に集中しており、古墳時代における葬送や墓制を明らかにする貴重な手掛かりになるという。
6月12日には一般向けの見学会が開催され、3852人が参加した。市文化財課は「遺跡調査の見学会にこれほど来場者があるのは異例。市外からも問い合わせがあった」と話した。
現場は調査終了後に再び埋められ、工事が進められる。同センターは施設の老朽化や津波対策として市立材木座保育園と稲瀬川保育園を移転・統合させるもの。子育て支援センターなどを併設するほか、「津波避難ビル」の役割も持つ複合施設となる。
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