市内山崎にある山崎北野神社で見つかった古い額が、このほど1785(天明5)年に俳人・梅沢梅豊によって奉献されたものであることが明らかになった。
額は今年7月、祭事のため倉庫内を整理した際に発見された。同神社の管理を担う「山崎共有会」は、額の内容について市中央図書館の近代史資料室に調査を依頼。その結果、木製の板の表には「聖廟」、裏には「奉献/北野天満宮御宝前/諸願成就家内安全之印/天明五年乙巳歳九月二十五日/梅澤宗次郎/尋庸敬白」と記されており、地元出身の俳人・梅沢梅豊(本名・梅沢九左衛門尋庸)による額であることが分かった。今後は社務所として使用する山崎集会所で保管していくという。
同神社は約670年前に京都の北野天満宮を勧請したもの。江戸時代以降は村の鎮守となり、山崎の住民らが現在まで伝統を受け継いでいる。9月25日(日)午後1時から例祭が行われる。
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