鎌倉市議会は、12月定例会から「ICT会議システム」の運用を開始する。
情報機器の活用で、作業の効率化やペーパーレス化によるコスト削減を進めようというもの。市議会では2年前に議員参加の専門部会が発足するなど、議論が進められてきた。
このほど全議員にタブレット端末を配布。11月16日と17日には「模擬議会」が実施された。
当日は市担当者がタブレット端末に資料を提示しながら報告を行い、それをもとに議員が質問するなど本番さながらに進行。予算書の項目が2ページにわたって作成され、タブレットで同時に見ることができないなどの課題も明らかになった。出席した議員は「操作の習熟はもちろんだが、資料の表示をより分かりやすくするなど、発想の転換が必要」と話した。
機材のリース代や通信料は2年間で680万円。議会事務局は「印刷物は従来の10分の1程度になるのでは」とする。
また同システムの導入に合わせて、市長や課長級以上を中心とする管理職職員に、タブレット端末150台が配布された。
今後は議会での議案説明のほか、庁舎の受付業務等にも使用される予定。リース代などの費用は2年間で約2825万円。市情報推進課では「市民サービスの向上につながる利用方法を検討していきたい」としている。
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