小町在住で「かまくら桜の会」会長を務める高柳英麿さんが、明治以降の街の様子を収めた写真100枚と1550枚のデータが入ったCDを市に寄贈し、11月7日、松尾崇市長から感謝状が贈られた。
これは高柳さんと父、祖父の3代にわたって撮りためたもの。現在は市中央図書館に保管されている。
一番古い写真は明治20年代に撮影。当時はカメラがまだ普及しておらず、卒業式や建物の竣工式といった特別な時に祖父が横須賀から撮影技師を呼んでいたという。また父は終戦前にはライカを持っていたそうで、高柳さん自身も物心ついた時から撮り始めた。
こうした写真は長い間自宅のタンスに眠っていたという。しかし、今年5月に開催された「鎌倉市民カーニバル」の関係者から、「1934年から62年まで鎌倉文士を中心に開催されていた『鎌倉カーニバル』の様子を知りたい」と頼まれたことをきっかけに写真の整理を開始。7月には写真展を開催した。
松尾市長は「貴重な写真ばかり。市として有効に使っていきたい」と話し、高柳さんは「近世の鎌倉の様子を参考に、次の世代の街づくりに役立てていただければ」と話した。
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