少年野球チーム「今泉タイガース」がこのほど、創立70周年を迎えた。記録等がほとんどないなか、関係者による調査で前身のチームが発足した年が判明。チームはこれを記念しユニフォームと団旗を一新し、1月7日に開かれた新年会で披露した。メンバーは「歴史に恥じぬよう、頑張っていきたい」と意気込んでいる。
岩瀬、今泉、今泉台地区に住む幼稚園年少から小学6年生の子どもたち32人が活動している少年野球チーム「今泉タイガース」。
これまでチームの歴史に関してほとんど記録が残っておらず、曖昧な点も多かったという。
「戦後すぐに発足したと聞いたことがあるので、もうすぐ70周年を迎えるはず」。こう考えた西澤憲司代表は約2年前から調査を開始。保護者らの協力も得ながら鎌倉野球協会の40周年記念誌や同協会学童部30周年記念誌といった資料から情報を収集したほか、「チームの一期生だった」という地域住民から証言を得て、チームの歴史を紐解いていった。
ユニフォームも一新
その結果、終戦間もない1947年、今泉町内会の子どもたちで結成した「今泉チーム」が前身となったことが判明した。
これは、鎌倉野球協会学童部の設立より9年早く、西澤代表は「おそらく市内で最も歴史のある少年野球チームでは」と話す。
1月7日には今泉町内会館で新年会が行われ、70周年を記念して一新されたユニフォームと、団旗が披露された。
西澤代表は「終戦直後に野球に情熱を注いだ先輩たちがいるから今がある。ぜひ、自分たちのチームに誇りを持って、全力でプレーしてほしい」と子どもたちに呼びかけた。
5、6年生からなるC号チームのキャプテンを務める野口太暉くんは「これだけ長い歴史があると知らなかったので、すごいと思った。負けられない試合のある年なので、頑張りたい」と意気込みを語った。
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