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鎌倉版 公開:2017年2月17日 エリアトップへ

かまくら街づくりフォーラムのコーディネーターを務める 松本 彩さん 梶原在住 30歳

公開:2017年2月17日

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幸せな地域の形を探究

 ○…2月18日(土)に鎌倉商工会議所ホールで開催されるかまくら街づくりフォーラムのコーディネーターを務める。松尾崇市長のほか、市内外で福祉、介護、居場所づくりなどの活動をしている6人のパネリストを招き、高齢化が進む社会における人との繋がり作りについて意見を交わす。「それぞれ特色ある活動をされている方が登壇するので、参加者の皆さんとより良い地域作りのヒントを探りたい」と意気込みを語る。

 ○…鎌倉生まれ鎌倉育ち。鎌倉女子大で家政学部に進み、卒業後は常盤にある老人ホームに就職した。調理師としての採用だったが「まずは現場を知ってみては」という上司の勧めをきっかけに入居者のケアを担当。「1年間のつもりでしたがとてもやりがいのある仕事で、気が付けば4年が経っていました」と充実感を覚える一方、「人の幸せとはなにか」という問いも大きくなっていったという。「看取らせていただいた方のご家族が『やっと家に帰れるね』と声をかけたのを聞いて、その人らしい最期を迎えることが大事だと強く思った。現場での工夫だけではなく、もっと大きな枠組みを変える必要がある」と一大決心。政治の道を志し、26歳で松下政経塾の門を叩いた。

 ○…同塾での研究テーマは「日本型高齢者福祉の探究」。国内のみならず海外の先進事例も学び、いつしかシステムが対応しきれない領域を補う民間の力に魅せられるように。当初の政治家志望はやがて「民間の活力で地域のつながりを創出し、高齢者を支えたい」という思いへと変わっていった。3月に卒塾を控えるが、今回のフォーラムは塾生活4年間の集大成だ。

 ○…現在は複数の民間団体に参加し、そのノウハウを学んでいる。「今の目標は20年かけて高齢になっても孤立しない地域を作っていくこと。そのためのNPOを設立し、一翼を担いたい」。そう言ってまっすぐ前を見つめた。

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