鎌倉市は公共施設再編の一環として、学校の敷地・施設に複数の機能を集約した「地域拠点校」の整備を検討している。このほど学識経験者らによる話し合いの結果がまとまり、3月2日まで市民意見を募集している。
鎌倉市内の公共施設は、その多くが1960〜80年代に建設されたもの。今後、改修や建て替えなどに多額の費用がかかる一方、少子高齢化で使える経費が減少することが見込まれる。
そこで鎌倉市は、2015年3月に「公共施設再編計画」を策定。施設の統廃合や一つの施設に複数の機能を持たせる「複合化」を進める考えを打ち出している。「地域拠点校」はその方策の一つで、学校の敷地・施設に行政機能や地域活動の場を集約するもの。5つの行政地域に1校ずつを整備する方針だ。
昨年8月には学識経験者や学校関係者、PTAの代表ら11人からなる委員会が発足。4回の話し合いを経てこのほど「拠点校選定の考え方」(素案)がまとまった(周辺環境、利便性、安全性をもとにした候補地の「一次抽出」の結果は表の通り)。3月2日まで、市民意見を募集している。
市は当初、意見を集約後、今年度中に拠点校を絞り込む予定としていたが、市役所本庁舎の整備など大規模事業の進捗も見据え、来年度は一次抽出の結果をもとに地域と話し合いを進める。意見募集の詳細は【電話】0467・23・3000市公共施設再編推進担当へ。
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