市内手広在住の山下誠さん(33)がボーカルを務めるロックバンド「水の中で雨中(うちゅう)」がこのほど、4枚目となるミニアルバム「PERFECT DIVES」を発表した。
同アルバムに収録された5曲は全て山下さんが作詞作曲を担当。普段ランニングする七里ガ浜の海岸からインスピレーションを受けたという「sea side song」など、山下さんの感性が光る1枚となっている。
サッカーから音楽へ
「もともとプロサッカー選手を目指していた」という山下さん。国士舘大学サッカー部でミッドフィルダーとして活躍するなど着々と夢に近づいていたが、2年のときにケガで競技を断念。大学も中退してしまい、20代前半は「どん底」の生活を送っていたという。
そんな山下さんを支えたのが中学生のころから趣味で続けていたギターだった。通っていた楽器屋で勧められたロックバンド「ストレイテナー」のCDを聴いたときに「音楽はこんなに自由なのか」と衝撃を受け、生活が一変。知人を集めて2008年にバンドを結成した。夢中で曲を作り、挑んだ初ステージは観客2人だけだったが「ライブハウスのスタッフが声と曲を褒めてくれて。それがとてもうれしかった」と振り返る。
新宿や下北沢で地道にライブを重ね、じわじわとファンは増加。「悲しいこと、辛いことは大事に抱えて、向き合っていく」、そんな山下さんの世界観が共感の輪を広げている。山下さんは「音楽が支えてくれている。地元の人にも曲を聴いて貰えたら」と話している。
CDは税別1500円。タワーレコード等で取扱い中。問合せは【URL】http://mizunonakadeuchuu.info/へ。
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