長谷寺境内にある観音ミュージアムはこのほど、「鎌倉三十三観音」を紹介するデジタルガイドを導入した。各霊場の情報をタッチ操作で知ることができるもので、関係者は「この機会に市内の観音信仰について知ってほしい」と話す。
「三十三観音」は、観音様が33の姿に変化し人々を救うとされていることにちなんだもので、全国各地にある。鎌倉市内では大正から昭和初期にかけて、現在の霊場が設けられた。
一昨年のリニューアル以来、本尊・十一面観音像をタッチ操作で拡大して見ることのできるモニターを公開するなど、デジタルコンテンツに力を入れてきた同館。新たに導入された「鎌倉三十三観音巡礼ガイド」では、28インチの画面に市内33霊場を表示し、各寺院の入山料や拝観時間のほか、寺院によっては観音像や御朱印の画像と説明を見ることができる。
同館学芸員の三浦浩樹さんは「最近、33寺を巡って御朱印を求める観光客が増えていることから、ガイドの導入を決めた。普段一般公開されていない観音像も掲載しているので、鎌倉の観音信仰について知る機会になれば」と話している。
同館は入館料中学生以上300円、小学生150円。午前9時から午後4時まで。問い合わせは【電話】0467・22・6100へ。
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