神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2017年5月26日 エリアトップへ

鎌倉市長選 新顔2氏が立候補へ 10月下旬に実施見込み

政治

公開:2017年5月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

 任期満了に伴って10月下旬に実施が見込まれる鎌倉市長選挙に、いずれも新人で元NHK記者の飯田能生(よしき)氏(54)、弁護士の石田智嗣(ともつぐ)氏(55)が相次いで立候補を表明した。同市長選をめぐっては、現職の松尾崇氏(43)が3期目の出馬に意欲を示しているほか、フリージャーナリストの岩田薫氏(64)も立候補の準備を進めている。

元NHK記者・飯田氏

 5月8日に市役所で記者会見を開き、鎌倉市長選に立候補する意向を表明したのは、飯田能生氏。

 飯田氏は1962年、鎌倉市生まれ。御成小学校、腰越中学校、湘南高校、早稲田大学を卒業し、NHKに入局した。記者として様々な災害や選挙報道に携わり、チーフプロデューサーを務めた後、昨年5月に同局を退社。現在は市民の政治参加を促進する活動などに取り組んでいる。

 出馬の理由について「現市政は中長期のビジョンがなく、重要な課題を前に進める力がない。市民が主体となって考え、決定し、行動する、本来の住民自治、あるべき民主主義の姿を鎌倉で実現したい」と話す。

 主な政策として「エネルギーの地産地消」を挙げ、地熱・風力・波力発電の導入促進や関連企業・研究施設の誘致により「世界に通じるエコタウンのモデルづくり」を進め、税収増や地域活性化、地域福祉の充実を目指すとする。

 また市役所本庁舎の移転や新しいごみ焼却施設の建設については「地域のニーズにあったごみ処理施策や市庁舎のあり方について、市民の議論が全く行われていない」として「住民参加の仕組みを作ったうえで、改めて検討するべき」とした。無所属で立候補を予定。

弁護士・石田氏

 飯田氏に続いて5月16日に会見を行い、出馬の意志を明らかにしたのは石田智嗣氏。

 石田氏は1962年、北海道生まれ。腰越小学校、腰越中学校、湘南高校、早稲田大学を卒業。不動産会社や出版社勤務などを経て、2007年に横浜弁護士会(現・神奈川県弁護士会)に弁護士登録した。

 立候補を決めた理由を「不祥事が多発するなど、松尾市長は職員の統制がとれていない。人心を一新させるべきだ」とする。

 主な政策に「受動喫煙の完全防止」を挙げ、店舗や建物のほか路上も禁煙にすることを目指すとする。また弁護士数人を任期付で雇用し、市民への法律サービスの充実、市職員の法律順守の徹底を図るほか、大規模避難訓練の実施による防災意識の高揚、いじめ防止策の推進、景観保護などに取り組みたいという。

 市役所本庁舎の移転については「駅に近い現在の場所によいものが作れないか、検討したい」とし、ごみ焼却施設は「よりリサイクルを推進できる施設にするべき」として、場所は市が進める山崎浄化センターも含めて再考するとした。無所属で立候補を予定。

 同市長選をめぐっては、現職の松尾崇氏が3期目の出馬に意欲を見せているほか、4年前に松尾氏と争ったフリージャーナリストの岩田薫氏も立候補の準備を進めている。

5月24日起稿
 

鎌倉版のトップニュース最新6

高校生ミュージカル上演

小泉さん浅川さん

高校生ミュージカル上演

30日、オリジナル脚本で

3月15日

車いすでも「パリに行く」

城廻・前田詩生さん(9歳)

車いすでも「パリに行く」

自作品販売、五輪渡航費に

3月15日

能登半島地震の教訓を

能登半島地震の教訓を

被災地支援の市職員に聞く

3月8日

サイクル、アップサイクル

サイクル、アップサイクル

学生団体 店舗から資源回収

3月8日

ごみ戸別収集 各地で説明

ごみ戸別収集 各地で説明

市「来年4月の開始目指す」

3月1日

「障害関係なく楽しんで」

鎌倉海浜公園由比ガ浜地区

「障害関係なく楽しんで」

インクルーシブ広場が開園

3月1日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook