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鎌倉版 公開:2017年6月30日 エリアトップへ

鎌倉市長選 岩田氏が立候補へ 3人目の表明

政治

公開:2017年6月30日

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岩田薫氏
岩田薫氏

 任期満了に伴い10月15日告示、22日に投開票が行われる鎌倉市長選挙に、このほど、フリージャーナリストで新人の岩田薫氏(64)が立候補の意向を表明した。同市長選にはすでに元NHK記者の飯田能生氏(55)、弁護士の石田智嗣氏(55)が出馬の意志を明らかにしているほか、現職の松尾崇氏(43)も3選に意欲を示している。

 岩田氏は6月23日、市役所で会見を開き「松尾氏が市長を務める2期8年の間に市政は混乱、迷走を極めている。真っ向から政策をぶつけて民意を問い、失速した鎌倉市を立て直したい」と出馬の理由を話した。

 重要政策の一つにごみ問題を挙げ「もともと戸別収集とセットで実施するとしていた有料化だけを実施していることは公約違反。減量効果も目標に達していない」などとして、有料化の中止を訴えていくとした。

 新しいごみ焼却施設については、市が建設候補地としている山崎浄化センター(下水道終末処理場)内の未活用地への新設は取りやめ「能力が高くコンパクトな施設を山崎以外の場所に建設し、環境に優しいバイオ処理施設を組み合わせる」と話した。

 また市役所本庁舎の移転計画については「(市が試算する)180億円もの財源はどこにもなく、将来にツケを残すことになる」として「移転中止」を掲げた。耐震補強した上で現在の本庁舎の使用を続け、有力な移転候補地とされる深沢のJR工場跡地には、分庁舎を建設するとしている。

 このほかJR北鎌倉駅に隣接する素掘りのトンネルについて「迂回路を確保したうえで素掘りのまま残したい」とするなど文化財保護を進めるほか、市職員のコンプライアンス意識を高めて不祥事を防止、市所蔵の文化財を常設展示できる場所の設置を目指すことなどを政策にあげた。政党などの支援は受けず、無所属で立候補の予定という。

 岩田氏は1952年、東京都生まれ。フリージャーナリストとして環境、教育問題の取材を続けるほか、91年から軽井沢町議を1期務めた。4年前の市長選に立候補し、落選している。

 鎌倉市長選挙は10月15日告示、22日に投開票が行われる。6月1日時点での選挙人名簿登録者数は、14万9927人(男性7万341人、女性7万9586人)。4年前の投票率は37・40%だった。

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