神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2017年7月28日 エリアトップへ

NPO法人湘南バリアフリーツアーセンターの理事長を務める 榊原 正博さん 山崎在住 44歳

公開:2017年7月28日

  • X
  • LINE
  • hatena

バリアの解消一歩ずつ

 ○…車いすユーザー向けに鎌倉の観光情報を提供するNPO法人湘南バリアフリーツアーセンターの理事長を務める。現在、市内の飲食店や施設の協力を得て段差の有無や通路の幅、「店舗スタッフが対応できること」といった情報を集めており「将来はルートマップを作りたい。車いすで行けるということは高齢者や子どもでも安心して楽しめるということ。誰もが鎌倉を満喫できるようになれば」と意気込みを語る。

 ○…横浜市出身。小学3年生の時に鎌倉に移った。七里ガ浜高校を出て、電気通信大学に進学し「機械メーカーに就職しようとぼんやり考えていた」という。転機は大学4年の時、バイク事故に遭い大腿骨を骨折する大けがを負ったことだった。長い入院生活で「体が不自由になることがいかに大変かわかった」という。卒業後は医療機器メーカーに就職し開発に従事。2009年に独立し地元鎌倉で会社を設立した。その後「福祉大国」スウェーデンに2度渡り、様々な研修を受けた。この経験を生かし、医療機器開発のほか北欧式福祉用具の販売やリハビリプログラムの提供などを行っている。

 ○…事業と並行し要支援者避難マップの制作やバリアフリービーチの運営など、地域でも様々な活動を行うように。そこで「鎌倉は障害者向けの観光情報が少なく、行きづらい街」と言われていることを知った。「石川県金沢市などは街を挙げて車いすユーザーを受け入れている。確かな情報と少しの思いやりがあれば障害があっても行きたいところへ行ける。そのための環境整備を進めたい」と昨年2月に同法人を立ち上げた。

 ○…母と妻、3人の子どもと6人暮らし。忙しい日々を過ごすが「つらいと感じたことはない」と充実した表情を見せる。「高齢になったり障害があったとしても、自分のやりたいことを諦めないでほしい。実現したときが何より嬉しいから」と笑顔で語った。

鎌倉版の人物風土記最新6

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

田原 充さん

「鎌倉市障害者二千人雇用センター」のセンター長を務める

田原 充さん

腰越在住 50歳

3月15日

小畑 洲士さん

中高生探究コンテスト2024で最優秀賞を獲得した

小畑 洲士さん

御成町在住 17歳

3月8日

金子 伊吹さん

駒澤大学陸上競技部に所属し、第100回箱根駅伝の5区に出場した

金子 伊吹さん

笛田在住 22歳

3月1日

佐々木 心音さん

世界遺産検定「マイスター」に、県内最年少で合格した

佐々木 心音さん

清泉女学院高校 16歳

2月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook