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葉山ハートセンター 地域ニーズに合わせ改革推進 田中江里新院長に聞く
「葉山ハートセンター」(葉山町下山口1898の1)の新院長に6月1日付で田中江里氏が就任した。これまで高度先進心臓病センターとして数々の実績を残してきた同センター。一方で、時代や地域のニーズに応えるため、今新たな改革に着手している。旗振り役である同氏に聞いた。
――就任時に打ち出した「葉山リバイバルプラン」について、具体的な中身を教えて下さい。
田中「大きくは『1次救急と内科系の入院の受け入れ』『人間ドックの充実』の2つです。1次救急については、7月から平日午前8時半から午後4時半まで救急外来を受け付けており、1カ月間で救急車24台、救急外来受診者85名、計26名の入院実績がありました。また質の高いドック医療を提供したいとの思いから、内科医がその後の面談、フォローまでしっかり行う人間ドックを再開しました」
――改革の背景は。
田中「時代とともに医療も経営も変化が必要です。高度先進心臓病センターとして2000年来運営してきた葉山ハートセンターですが、地元地域の方々が困ったときに頼れる病院足り得ているか。このエリアには高齢者の方が多く、1次救急のニーズは明らかに高い。就任にあたって多くの方とお話させていただく中で、導き出したのが葉山リバイバルプランです」
――1次救急の受け入れはかつても実現を試みた経緯があります。
田中「今回、重視したのは受け入れを定着させることです。そのためにまずは時間帯を区切りました。ご批判もありますが、人材が限られる中で、全ての病院が24時間対応をすることは現実的ではありません。”何でも”ではなく、出来ることを確実に実行するための体制です。ただ、将来的には時間を延ばしていきたい。そのために関連施設である湘南鎌倉総合病院との連携や人材確保も強化していく考えです」
――その他の取り組み、今後の抱負をお願いします。
田中「8月から新たに婦人科外来を水曜日に増設しました。働く女性は産婦人科のクリニックを受診しにくい。でも風光明媚な環境にある当センターでドックとして受けるなら健診受診も増えるのではないかと期待しています。今後については、何よりも地域の皆様の信頼を第一にサービスを提供したいと考えています」
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