鎌倉市内で活動している女声合唱団「松」が、8月26日(土)と27日(日)の2日間、岡山県で開催される第40回全日本おかあさんコーラス全国大会に出場する。同大会への出場は5年ぶり4度目。メンバーたちは「日頃の練習の成果を精一杯出して、晴れの舞台で美しいハーモニーを響かせたい」と話している。
全国各地から1千近いコーラスグループが参加し、各都道府県大会と地方大会を勝ち進んだ64団体が出場する同大会。
「松」は4月に横浜で行われ、21団体が出た県予選を勝ち抜き、7月には栃木県で90団体が出場する関東大会にのぞんだ。
この大会は審査方法がユニークで、審査員によって優秀賞や優良賞が決められた後、「くじ引き」で上位大会への出場団体を決める。昨年、このくじ引きで惜しくも全国大会出場を逃した同団体だったが、今年は運も味方につけ、5年ぶり4度目となる晴れ舞台への出場を決めた。
8月22日には大会前最後となる全体練習が玉縄学習センターで開催された。メンバーたちは入念なボイストレーニングを行った後、大会で披露する予定の「なんて柔かに毛虫は歩くことか」(木下牧子、女声合唱曲集『自然と愛と孤独と』より)などの練習に取り組んでいた。
同合唱団代表を務める細村和子さんは「私たちの強みは『柔らかいハーモニー』。本番でも力まず、いつも通りに歌いたい」と意気込みを語る。
「第九」きっかけ
女声合唱団「松」は1994年に結成された。
その前年に開催された鎌倉芸術館開館記念事業のひとつ、市民合唱「第九・日本語で歌う歓喜の集い」に参加した細村さんらが、指揮を務めた松村努さんの熱意や指導力に感銘を受け、合唱団の結成と指導を依頼した。
現在は市内在住者を中心に、50〜80代のメンバー41人が所属しており、毎週金曜日に練習を行っている。
毎年、神奈川県や鎌倉合唱連盟の合唱祭に参加しており、昨年行われた県合唱コンクールでは銀賞を受賞した。また2年に1回のペースで定期コンサートを開催している。
細村さんは「指揮者の松村先生をはじめ、ピアノやボイストレーニングの先生たちがいるからこそ、こうして活動を続けることができ、全国にも行ける。楽しみながら良い結果を報告したい」と話していた。
同団体に関する問い合わせはホームページ【URL】j-sho.comまたは【電話】︎0467・44・1569細村さんへ。
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