松尾崇市長(43)はこのほど、任期満了に伴って10月15日告示、22日に投開票が行われる鎌倉市長選挙に、無所属で立候補する意向を明らかにした。同市長選への立候補表明は元NHK記者の飯田能生氏(55)、弁護士の石田智嗣氏(55)、フリージャーナリストの岩田薫氏(64)に続いて4人目。
松尾氏は鎌倉市議や県議を経て、2009年の市長選に立候補して初当選。現在2期目。8年を振り返り「災害対応や子育て支援策を重点的に実施し、成果を上げることができた」とする一方で「議会との対立構造が市政の停滞を招いた」ことや「職員による不祥事の多発」を反省点とした。
その上で3期目挑戦を決めた理由について「不祥事の発生で明らかになった全庁的な課題に対する取り組みを、今後も進める必要がある。市民からの期待が大きいロードプライシングなどの政策も道半ばであり、継続して取り組み実現させたい」と話した。
具体的な政策に「事業系ごみの混入を防ぐとともに、少子高齢化が進む中でごみ排出に関わる市民の負担を軽減できる」として、戸別収集の導入を改めて目指す考えを明らかにした。
また市役所本庁舎の建て替え・移転問題では「私自身は本庁舎を深沢(地域整備事業用地)に移転し災害に強い施設として整備するとともに、深沢を鎌倉の第三の拠点としたい」とし、現在の本庁舎がある場所は、老朽化が進む中央図書館や生涯学習センターなどの施設を集約し「市民が憩い、集う場として活用していきたい」とした。
地元住民が「迷惑施設の集中」として反発している、山崎浄化センター内への新しいごみ焼却施設の建設計画については「ほかの場所は考えていない」とする一方で「強引に進める考えはない。理解が得られるよう、地元の皆さんと引き続き話し合う」とした。
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