神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2017年9月8日 エリアトップへ

9日から18日まで開催される「紙で伝える展」を企画した 西野 大介さん 常盤在住 30歳

公開:2017年9月8日

  • X
  • LINE
  • hatena

伝えること考える機会に

 ○…研究書から児童書まで、幅広く手がける出版社「銀の鈴社」。その取締役として、明日から雪ノ下の自社ギャラリーで始まる「紙で伝える展」を鎌倉・湘南を拠点とするコピーライター、印刷会社の経営者とともに企画した。会場には80種類の一筆箋と18種類の封筒、多数の筆記用具が用意されており、来場者は「誰かに伝えたい思い」をそこにしたためていく。「どの便箋にどの筆記具を使って何を書くのか。『紙だからこそ、伝えられること』について考えるきっかけになったら」と笑う。

 ○…ネットの普及による出版不況や活字離れ―。危機感を共有する3人が、異業種交流会を通じて出会ったことが「紙で伝える展」開催のきっかけとなった。2年前に第1回を開催すると様々な反応があったという。「海外の人が『誕生日おめでとう』と日本語で書いてほしい、とリクエストしてきたことも。ネットのように瞬間的にやり取りされる言葉ではないからこそ、相手を深く想う豊かな時間があることに改めて気づかされました」と振り返る。

 ○…埼玉県出身で小学5年生の時に鎌倉へ。曾祖父は国語教育者で、学会の機関紙や研究書を出版するために祖父母が1967年に出版社を設立した。その後、86年に「子どもに直接思いが届く本を」と母・真由美さんらが立ち上げたのが銀の鈴社だ。大学卒業後の進路を決める際には、夢だったという教師になるか、迷ったともいうが「よい本を届けることも子どもたちのためになるはず」と出版者の道を選択した。

 ○…3歳の娘と生後3カ月の息子がおり、長女には自ら手がけた本を読み聞かせることも多いという。「意外なページに反応したり、発見の連続ですね」と目を細める。「本は時代を超えて受け継がれ、書かれたものが人生を左右することもある。これからも子どもに自信を持って残せるような、責任ある仕事をしていきたい」と力強く語った。

鎌倉版の人物風土記最新6

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

田原 充さん

「鎌倉市障害者二千人雇用センター」のセンター長を務める

田原 充さん

腰越在住 50歳

3月15日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook